「乱数」は主にオンラインポーカーで活用される用語の一つです。
今回は乱数について、乱数の意味と乱数の使い方について紹介します。
そして、実際に乱数を使えるツールを作ってみたので、ぜひ使用してみてください。
乱数(RNG)とは
乱数は規則性のない適当な数字をランダムに表示させるものです。
ポーカーにおいてはそのランダム表示される数字をもとに、アクションを判断するのに使用します。
乱数はいつ使うの?
乱数を使う時は特に決まりはないですが、大きく二つ使うタイミングがあります。
相手のベットやレイズのアクションに対して、コールorフォールドorレイズの判断をする際に使用
ポーカーにおいて、相手からのベットやレイズに対してコールしてもいいし、フォールドしてもいい時があります。(相手からポラライズされたベットの時など)
そういった場合、毎回フォールドする。もしくはコールしていたら、相手から搾取されます。
これをエクスプロイトといいいます。
つまり、このようにコールしてもいいし、フォールドしてもいいといった時に、エクスプロイトされないために、乱数を使いランダムに表示された数字に基づいてアクションを決断します。
自らベットorレイズする際のサイジングの決定に使用
ポストフロップ以降、オリジナルレイザーは、CB(コンティニエーションベット)を打つことがしばしばあります。
CBは、33% 50% 75% 150%など使い分けが必要です。
一番よく使われるのは、33%ベットです。
しかし、ポーカーは常に、33%がベストなサイジングであるわけではありません。75%や150%が最適解の時もあります。
一方で、33%も75%も正しい時があります。
このようにどちらも正しい時に、乱数を使い、乱数の数によってベットサイジングを決めることで、GTO戦略を取ることができます。
乱数を使用する際の具体例
実際に乱数を使う際の具体例をよくあるシチュエーションで紹介します。
あなたは、SBでAKoを持っており、BTNからの2.5bbのオープンに対して、11BBの3betをしました。
フロップは、7h4s2c
AKoは完全に滑っています。
ここで、あなたは、AKoでのアクションはどうしますか?
GTOでの最適解は以下の図のとおりです。
青色が、「75%ベット」、緑色が「チェック」です。
AKoは、50%の頻度で「75%ベット」、50%で「チェック」です。
このような時に、毎回チェックしてしまいがちですが、1/2の確率で、75%ベットも必要になるということです。
しかし、実際に1/2でそれぞれ打つのは難しいですよね。
そこで使用するのが乱数です。
乱数は、1~100までの数字をランダムに表示させるものなので、
1~50までが表示されたらチェック、51~100が表示されたらベットと自分の感情を除外して判断させることができます。
このようにすることで、エクスプロイトされず、よりGTO戦略に近づきます。
乱数ツール
実際に乱数ツールを作成してみました。
使ってみてください。
使い方はとても簡単、使い方もツール内に記載しています!!
乱数ツール
まとめ
いかがでしたでしょうか。
乱数は上級者になると必要になってきます。
意識してプレーするだけでも全然変わるので、ぜひ活用してみましょう!
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