こんにちは。今回の記事は、今までのポーカーの上達のための記事ではなく、実際に私が海外で専業していた頃の話をしたいと思います。
実際に私が、海外でポーカー生活して勝ち越すことができた話ですし、これからポーカー専業を目指そうと考えている方は参考にしてみてください。
以下のnoteでは初めてのポーカー遠征(オーストラリア編)も記事を記事にしています。
大学生の俺がオーストラリアで1ヶ月ちょっと🤏ポーカーだけで生活した話。①|キツネコ|note
今回の記事は、それ以降の海外でのポーカー生活について記事にしてみました。
これから「ポーカープロになりたい」という方の参考になればと思います。
少しでも臨場感を味わってもらうため、話口調であることご了承ください。
海外専業生活に向けて
今回の舞台はマニラだ。
ちなみに、今回で専業生活は二度目である。一回目は上述のとおり、オーストラリアである。
大学生の俺がオーストラリアで1ヶ月ちょっと🤏ポーカーだけで生活した話。①|キツネコ|note
一回目の専業生活でわかったことは低いレートで長期間生活するのであれば、経費を最大限抑える必要があること。反対に経費を抑えないのであれば、高いレートで戦う必要があること。
俺はオーストラリアから日本に帰ったあと、ポーカーで生活していくにはどうすればいいか考えていた。
低いレートで経費を抑えて生活することが俺のやりたいことなのか。
はたまた、高いレートで戦うことをに覚悟を決めるのか。
迷いながら、日本では、とりあえず軍資金集めをしながら、同時にポーカーの勉強をしていた。
そんな中、俺はある一つのきっかけで、数か月後にはマニアへと飛び立つことになる。
マニアでのポーカー生活
マニラへの旅立ち
軍資金集めをしていた俺だが、俺の友人がたまたまセブ島に行ったと聞き、その時マニラのカジノにも立ち寄った話を聞いた。
聞くところ、「poker room」らしき場所がカジノ内にあったらしい。その友人はポーカーなんてまるで知らないが、俺がポーカー好きということもあって情報共有してくれた。
当時(ヨコサワさんが人気になる前)、俺はマニラにポーカーができるところがあるなんて知らなかったし、なんならマニラってどこの国?くらいのレベルだった。
今、これを読んでいる皆様は「お前ポーカーやっててマニラ知らないのやばくね?」って思っただろう。おれもそう思う。
しかし、当時の俺の環境を考えると知らなくてもなんらおかしくない。なぜなら、ポーカー友達と言える友人がいなかったである。
俺はアミューズメントにも全然行かなかったし、たまに行ったとしてもアミューズメントおじさんの輪に入れずコミュ障全開で、友達が全くできなかった。
ということもあり、ポーカーの情報なんてまるで入ってこない。だからマニラがポーカーが流行っているなんて知らなかった。
(※今考えると、ポーカーの友達は重要です。ポーカーの上達スピードが全然違います)
俺はこれを機に、マニラについて調べてみることにした、、、、
やはりポーカーはそこそこ流行っているようだ。カジノはたくさんあり、ポーカーテーブルがあるカジノもいくつかあるらしい。ホームゲーム?少し怪しいようなポーカーテーブルもあるということだったが、とりあえず人気なことはわかった。
後は物価だが、かなり安い。オーストラリアの経験を経て課題だった経費を安く抑えられるという点はかなり魅力的だったため、俺はマニラに旅立つことを決めた。
マニラ遠征スタート
いよいよ出発の日、オーストラリアでの生活から数か月しか、経ってはいなかったが、久しぶりの渡航にワクワクしていた。
渡航前のワクワクと緊張で高揚して手汗がドバドバでてきた。(これはぜひ読者に味わって欲しい。知らない土地に一人でポーカーをしに行くことがどれだけアドレナリンが出るかを、、、)
とにもかくにも、なんとかマニラに到着した。日本からマニラまでは、約5時間くらいで、韓国よりは少し遠いが、移動時間はあまり苦ではなかった。
空港についた俺は、まずはカジノに向かうため、タクシーを呼ぶ。
さてそこでいきなり問題発生。
マニラのタクシーでは、空港からカジノまで日本円で、100円から、200円と書いてあった。
しかし、俺は、1,000円を要求された。これはぼったくりだとわかるまで、おれは時間を要さなかった。
1,000円を要求された俺は、抵抗しようとするも、「え、あ、りありー?」という謎の発声しかできず、イカツイオッサンの圧力に屈し、1,000円を守りきることはできなかった。
いきなりバンクロールにダメージを受けるという下振れスタートの旅となった。
とはいうものの、日本のタクシーなんてもっと高い。1,000円なんてそれに比べたら、大したことない。(※マニラは治安が良いとは言えないので、タクシーは基本的にオススメしません)
おれは、ティルトしそうな気持ちを落ち着かせ、平然を装い、初となるマニラのカジノへ足を踏み入れるのだった。
まず最初に行ったマニラのカジノはオカダマニラだ。オカダマニラとはオカダさんが作ったカジノだ。多分。気になったのなら調べてくれ。(オカダマニラは、ポーカールームがしっかり完備されており、カジノ全体大きく綺麗なカジノです。)
ポーカールームは、pokerstars主催のAPPTも以前は行っていたカジノらしく、pokerstars感があっていい感じだ。
テーブル数は大きな大会になると、かなり増えるという。
俺が行ったときはあいにく何もイベントがない時期だったので、そこまで盛り上がっていなかったが、
0.5-1のレートが1卓
1-2が2~3卓
2-4以上が、1~2卓ほどだった。
ちなみにこれは$単位でしているが、マニラではペソになる。(可愛い、ペソ)
いうまでもなく、マニラは低レートだ。
0.5-1なんて見たことない。
しかし、現地の人からしたら、0.5-1に座れるだけでもお金持ちの部類に入るだろう。
なぜなら、タクシーとかで移動中に信号待ちをしていたら、子供がタクシーの窓をたたき、「布(お人形?)」見たいのを「買って!!」と声をかけてくるくらいなのだ。
マニラはそういう地域である。しかもフィリピンの首都だ。
話はそれたが、とにかくおれはマニラのポーカーテーブルに着席したのである。
ポーカー専業生活第二弾の幕開けだ。
マニラ専業生活
オカダマニラ(専業生活1週目)
マニラでの専業生活はスタートとしたわけだが、今回の俺の予算はざっとこんな感じだ
【経費】30万(飛行機代+家賃・生活費1カ月分)
【軍資金】70万
軍資金が、70万ということもあり、いきなり、2-4のテーブルに座るのは危険なため、まず始めはオカダマニラの1-2に座ることにした。
100BBで入ったのだが、チップの単位が独特すぎてやりにくかったので、慣れるまで時間がかかった。
通常、カジノでは、1$、5$、25$、100$で、チップの種類が分かれているのだが、
マニラの通貨の単位ペソが独特で、2円=1ペソのため、なぜかわからないが、1000(2000円)ペソのチップを渡され、少し困った。
とにもかくにもスタートとした初セッションだが、、、負けた。
だいたい俺は、まず始めは緊張でプレーも慎重になりすぎて搾取され、ちょい負けで終わる。
こんなんでは到底プロとは言えないだろう。
しかし、手ごたえはあった。緊張がほぐれて後半は少し負けを取りかえすことができたし。
つまり俺が言いたいことはこーゆうこと。オカダマニラの1-2のテーブルは勝つのは余裕。
正直ゆるゆるテーブルだ。
ということで、それからの1週間は、オカダマニラの1-2でバンクロールを100万にするために戦った。
そのあと、残り3週で、2-4で戦うようなスケジュールにした。
結論を言おう、上振れて、5日で、90万くらいになった。
もう余裕すぎだろ、おいら強すぎ。まじ最強。
俺は、調子ノリノリだった。
そうお気づきだろう。
この調子に乗ったせいで俺は、この次の週で痛い目にあうことになる。
リゾートワールドマニラ (専業生活2週目)
一週目のオカダマニラでなんとか勝つことができた俺は、第二のカジノ、「リゾートワールドマニラ」へ職場を移すことにした。
レートは、2-4。
今までオーストラリアや韓国でも2-5は打ってきたし、韓国でも経験している。別に怖がることはない。
しかし、なぜだろう、2-4のテーブルに座った途端、周りに座ってるやつらが全員上手いのではないのかと思ってしまう。
1-2からレートをあげてきたということもあり、チャレンジャーの気持ちだ。
まあ、変に自信満々よりいいかと思いつつも、堂々とテーブルに座ることができない情けない自分に劣等感を感じてしまう。
気づいているかと思うが、俺はチキンなのである。
ポーカープレイヤーは破天荒で、ギャンブラーなイメージがあるのではないだろうか。俺は、真逆だ。
けど、そんな真逆の俺がポーカープレイヤーとして成り立っていたら面白いと思わないか?みんなオラにパワーを分けてくれ。
と、相も変わらずまた話がそれたが、とにかくびびりながら、2-4に座った。
とはいうものの、座ってから一時間くらい経ってからは、冷静にプレイヤーを見ることができ、自分より上手いなと思うプレイヤーはせいぜい1人か2人くらいだった。
それからその日は、9時間ほどプレーして結果はプラマイゼロだった。2-4最初のセッションにしては上出来だろうと思ったし、正直マニラの2-4でも余裕で勝てるなという印象だった。
そして、そんなことを考えながら迎えた二日目に大きな転機を迎える。
2-4のセッション二日目は、昼過ぎにリゾートマニラのポーカーテーブルについた。昨日いたプレイヤーもちらほらいたが、まだ人数はそこまで多くなかった。
まずは通常どおり、100BBを持って座る。とその時チップをガシャン。テーブルの外にチップをバラバラにまきちらしてしまった。
「ちっ。幸先わりーな」
そして、この嫌な予感が的中。まずは第一ハンドの紹介だ。
CO:3BBオープン。
俺:KKでBTMから3bet
CO:4bet
俺:オールイン
CO:コール
COのプレイヤー(隣に座っていたおっさんなので、略しておっさんAと名付けよう)は特に今まで目立ったプレーをしていなかったため、良く分からなかったが、シンプルにおいらのハンドが鬼つよだったため、オールインをした、お互い150BBほどで、少し相手がおいらのスタックをカバーしていた。
すると相手は、コールし、ボードが並べられてた。
フロップ:7s 8s Qh
ターン:Kd
リバー:6s
俺は、3カードとなった。しかし、おっさんAは、Ts9sをショーし、まさかのストフラ。
ストフラもえぐいけど、お前Ts9sで5betオールインコールすんのかよ。
とんだクレイジーボーイだぜ。
そう思いながら、俺の嫌な予感は的中し、おっさんAにスタックをプレゼントしてあげた。
かなり痛い負けだったが、言っても俺はポーカー歴が長い。
こんな引かれ方なんてよくあることだし、こっちが引いて勝つことだってある。
それがポーカーだ。
Ts9sで5ベットにコールは謎だが、俺は、そこまで落ち込んでいなかった。
太らせたスタックを回収してやろう。静かに俺は、また100BBで同じ席に着席した。
そして、再スタートして、数ハンド後、俺に神のカードが来ることになる。
第二ハンドの紹介だ。
おっさんA:3BBオープン。
俺:AAでBTNから3bet
おっさんA:4betオールイン
俺:コール
またもやおっさんAとバトルだ。(笑)
今回は俺のスタックが、80BBくらいということもあり、おっさんAから、オールインしてきた。
もちろん俺はコール。
今度はおっさんAがすぐさまKKをショー。
普通に強いんかーい。
しかし、俺は最強。ドヤ顔で、AAをショーする。
するとすぐさまフロップが開かれ、Kがぽろり。
「ナニソレ、ナンナノコレ、ナニコイツ、、、、」
フロップ:Kd 6h 5h
ターン:Jd
リバー:5s
またもやオールインで敗北。
マジかよ。
こいつはきちーぜ。
しかし、俺は、こんなのも食らってもポーカープレイヤーらしくかっこよくありたいと落ち着いてみせた。
本日は帰宅しようか、否。200BB負けなんてオンラインでは日常茶飯事である。
ぶっちゃけ、今日のテーブルはおっさんAだけでなく、おっさんBもおっさんCもいて、完全におっさんパラダイスでこんな美味しいテーブルはないのだ。
ここで、辞めたらポーカープレイヤー失格だ。
俺は、またもや100BBを持って座った。
さて、もうみなさん続きはわかると思うが、次の大きなハンドを紹介しよう。
次の相手は、おれの左となりに座るおっさんDとの戦いだ。
そう、俺は、おっさんAとDに挟まれていたのだ。
おっさんDを紹介しようおっさんDは典型的なお魚である。
おれのオープンレイズに高頻度でコールし、一度もレイズしない。
俺がプリフロップを降りたらだいたいリンプする。典型的すぎるでしょ。
ちなみにおっさんDとは本日相性がよく、おっさんAに200BB取られてから、おっさんDに80BBくらい勝って、スタックを順調に増やしていた。
ではいこう、第三ハンドだ。
俺:3BBオープン。
おっさんD:3bet
俺:コール
例のごとく俺はオープンをした。おっさんDは素早くチップに手を伸ばしてコールすると思いきや、チップをガシャン。
約、4倍の3bet。こんなん絶対AAやん。わかりやすすぎやろ。
おっさんDは、AkでもJJでも3betしないことは今までのプレーで分かっていた。
であるなら、QQかKKかAAが濃厚なのだが、かく言うおれは、QQを持っている。ということは、KKかAAが確定だ。というかおれの予想ではAAしか思えなかった。
一瞬このQQでさえも降りようかまよったが、さすがに降りないでしょという気持ちと、少しティルトしていたため負け分を取り返したいという気持ちが先行して、コールしてしまった。なお、普通の相手なら、ほぼ4betしている
フロップ:Qd 9h 7h
きたきたきた。やっと俺の時代がきた。
おれは、スナップでチェック(ちなみにおっさんDがBTN、俺がCOです)
そしたら、おっさんDはハーフポットベット。
おれは、現状ナッツだ。コールかレイズかまよったが、おっさんDは確実にAAだと思っていた。
仮にAAだった場合、ここでコールして、ターンでTや、♡が落ちると動きが止まってマックスバリューとれないとおもったので、ここはレイズすることにした。
そしたら、おっさんDは食い気味のオールイン発言。おれも負けじと食い気味にコール。
おっさんDはAAをショー。ほらな。思ったとおり。
俺は、勝ち誇った顔で、QQをショー。
さあ、俺にチップをよこせ。これを勝てば、今日の負け額を抑えられる。
そして、ターン以降が開かれる。
ターン:Td
リバー:As
「ん?」あれ、目がおかしいなよくみえないよ、、、、
現実逃避状態となった。
勝てねぇぇ。なんだこのくそげー。
さすがに今日はもうやめとこう、俺は、おっさんDにナイスハンドと一言告げ、その場を後にした。
それからの一週間は、最初の日のような大きく負けた日はないものの、プレーも運もパッとせずにじわじわ負けていき、
バンクロールは、-20万の50万となっていた。。。
見知らぬ地に一人できて、だれとも会話することなく、お金だけなくなり、非健康的な生活をしている。
「何してんだおれ、、、」
帰り道、タクシーに乗りながらわずかに明るいマニアの空を眺めてふと考えこんでしまった。
タクシーの中なのに、頬に生温い水がこぼれる。
「ちっ、ぜってー勝つ」
そう独り言を放ち、俺は今日もタクシーの運転手にぼったくられる。
リゾートワールドマニラ (専業生活3週目)
バンクロールの約30%がなくなっていた、俺はとうとう3週目に突入し、専業生活も折り返し地点となった。
気分は例のごとくあまりよくなく、今日も俺は一人で、リゾートワールドマニラに向かった。
そうだ。ここで、リゾートワールドマニラの説明をしておこう。
リゾートワールドマニラは、マニラの中でもオカダマニラと同じくらいの規模を持つカジノで、古くからあるカジノだ。
ゲームの種類は様々で、カジノ内はとても賑わっている。オカダマニラと比べたら、リゾートワールドマニラの方が賑わっているように見えた。
また、ポーカールームもリゾートワールドマニラの方が人気で、個人的にもリゾートワールドマニラの方が好きだ。
リゾートワールドマニラにポーカープレイヤーが多い理由は、レーキが低いからだと思う。
ポーカーを行う上でレーキはかなり重要である。
さて、リゾートワールドマニラの紹介はこんなところで終わりにする。もっと知りたいよという方は、ぜひお問い合わせ欄かTwitterで教えてほしい。
いっぱい話すぎちゃうぞ。
先週は、タコ負けの週となったが、後半は少しずつプレーも落ち着き、マニラ自体にもなれてきた。
とはいいつつも、負けていたため、気持ち的にはいいプレーができている気がしないし、自分の中ではティルトしていなくても実は結構しているということがポーカーではよくある。
2週目は特にそんな感じだった。
そして、3週目だが、やや勝ちで終了した。金額で言えば、振り出しにもどり、バンクロールはなんとか立て直すことができた。
運もプレーもまずまずといったところだった。
正直この週に関しては、あまり記憶がない。たんたんとこなしていた記憶がある。
慣れって怖い。
あんだけ緊張して、迎えたマニラ専業生活だが、人間2週間くらい同じ地にいれば、もともとそこに住んでたんじゃないかと思うくらい普通に暮らせる。
人にもよると思うが俺はなかなか適応能力は高いようだった。
そんな平凡とした3週目だったが、一つ大きな出来事があった。
カジノ内のクラブに行ったことだ。
思い返せば俺はマニラにきてから、ポーカーしかしたことなく、全くそれ以外に関心を向けていなかった。というかマニラには別に関心を向けられるような物がないと言った方がいいだろう。
しかし、どんな流れになったかは知らないが、現地で知り合った日本人とクラブに行くことになった。
マニラはそう言えば、女遊びが人気な国だった。それ目当てで、訪れる日本人もいるという。
クラブには、ザ・アジア人といった美女がたくさん場内を踊っており、久しぶりにポーカー欲以外の欲が芽生えた。
と、これ以上行くと話が変わるので止めておこう。
まあ、何が言いたいかというと、とてもいいリフレッシュになり、クラブにいるときはポーカーのことなんて一ミリも考えていなかった。
マニラにきてから、ポーカーのことを考えなかった時はこの時が初めてだった。
これは、オーストラリアの時も思ったことだが、プロポーカープレイヤーのいいところは、このように現地で楽しんだり、色んな経験をできることだとおもっている。それを思い出すいい機会となった。
そして、リフレッシュした俺はとうとう最後の週である、4週目を迎えることになる。
リゾートマニラ (専業生活4週目)
さあ、泣いても笑っても最後の1週間である。
そもそも、今回マニラに来た理由は、エンジョイするためではなく、実際に経費を含めて勝ち越し、オーストラリアや、ラスベガスでの軍資金を増やすための旅である。
改めて現状を整理しておこう。
軍資金として、持ってきた70万は紆余曲折があり、現在は変わらず、70万円である。
一方で、経費もあるので、全体でいうとマイナスとなっている。
しかし、自分が想像していたよりも、経費が浮いており、そこまで大きく全体でマイナスというわけではないため、この一周間で大きく勝てば、経費込で勝ち越すことは可能であろう。
つまり、最後のマニラでの一週間は、今後の俺のポーカー人生を左右されると言っても過言ではないのだ。
さて、そんな緊張感からテーブルに座った俺だが、気分は悪くなかった。緊張には嫌な緊張といい緊張がある。
嫌な緊張は、プレゼンなどのようなストレスを感じるもので、良い緊張はサッカーの試合前のワクワク感がある感じだ。
今日の俺は、良い緊張の方だった。
そして、予想どおり、プレーも運も良かった。
早速ハンドを紹介していこう。
BTN:3BBオープン。
BB(俺):KdJdで3bet
BTN:コール
BTNのプレイヤーの3BBオープンに対してKJsで俺は3betした。
フロップ:Qd 9h 2s
フロップは、まずまずのボードで、バックドアとガッドショットがある。
Qハイボードで、レインボーボードでということもあり、レンジ全体で広く安い、33%betを使用したところ、BTNのプレイヤーはコール
ターン:5d
ターンで、5d。ほぼラグだが、こちらにとっては、バックドアフラッシュドローが継続されたので、悪くはない。
ここでのアクションで迷ったが、ダブルバレル打てるオリジナルのハンドとしては、オーバーペアやQの強いキッカー、QQ,99がある。
一方で、BTN側には、オーバーペアや、QQはなく、強くて、Qヒット、最強でセットといったところだった。
また、相手のプレイヤーは、タイトなため、強く打つことで、Q以下のペアはおろせるだろうと考えたため、ここはポットオーバーベッドを選択した。
そうすると相手は、少しだけ考えてコール。
リバー:Th
ズドーン。
なんとリバーでガットを引いて、ナッツ完成。
俺の気分は絶頂。ウキウキ。
さて、アクションだが、もちろんオールイン一択だ。
ちなみに相手のハンドを考えると、ターンのオーバーベッドにコールしているため、Qヒット、セットが濃厚だが、先ほども言ったとおり、相手はタイトなプレイヤーだったため、もしかしたらQヒットの弱いキッカーですらターンで降りている可能性がある。
となると、セットが濃厚だ。
俺は迷わずオールインを発言して、相手は、スナップでコール。
そうすると、相手は、QQをショー。
強(笑)4betせんのかーい。
とにもかくにも超絶ラッキーをかまし、スタックを増やした。
それからというものの、俺はプレーも運も神がかり、一日で、500BBほど勝つことができた。
この時から感じていたが、俺はAゲームの時、めっちゃよくて、Cゲームの時めっちゃプレーが悪い。
今後の課題である。
そこからの一週間はかなり上振れた。
結果的に、一週間で、45~50万ほど勝つことができた。
つまり、勝ち越しに成功した。
最終日
マニラ最終日、あっという間だった。
海外生活は、2回目ということもあり、最初ほどの刺激があったかといえばいまいちだが、終わってみればとてもたのしかった。
しかし、途中はほんとに勝てなくてきつかったし、自分がポーカー下手すぎると気持ちがネガティブになったりした。
そんな時、ちょっとした気分転換で、そこから成績は急激に変化した。
やはり、ポーカーはどこまでいってもメンタルゲームなのである。
俺は、昔から人より優れたものがあるわけでもなく、なにか人に自慢できる出来事などもなく、普通に高校に行き、普通に大学に行った。いわゆる一般的な人だ。
だから、何をやっても中の下くらいだった。
そんな俺がポーカーに出会い、人より優れたものを得ようとしている。
前回のオーストラリアの生活を始め、今回は、2回目の挑戦だった。
収穫は十分だった。
収支
今回のマニラ専業生活の収支を報告しよう。
+230,000(円)となった。
新卒の初任給か!!!
正直、目標としていた、次のオーストラリアでの軍資金には、ほぼならないが、
なんとか勝てたから、少しは嬉しい。
これから、もっと強くなろう。
最後に
さて、いままで読んでくれた方、ありがとうございます。
心からそう思っています。
なぜなら、私は、ポーカー仲間が少ないから勝手にあなたを同志だと思っています。
ポーカーはとても魅力的なゲームですが、反対に残酷な一面もあります。
今回マニラで感じたことは、強いプレイヤーは日常生活が豊かであること。
カツカツの生活をしている人がポーカー強いわけないし、確かに思えばそーゆう人をみたことない。
だから、俺は、日常生活をもっと豊かにしていこうと思った。
直接的にポーカーの強さ向上には繋がらないかもしれないが、これを機にさらに自分が強くなるのではないかとそう感じた。
友達募集なので、ぜひよろです(笑)
ということで、短いマニラでの旅の話はこれでおしまいだ。
また、次の旅について書きたいと思う。
また、他の記事では上達ブログといったかたちでポーカーについて色々解説しているので、これを機にポーカーについてもっと勉強してみたいという方がいたら参考にしてみてください。
ポーカーはとても楽しいですが、ある程度できるようになると、そこからさらに上達するのが、難しいゲームだと思います。
私も、何度も挫折してきました。そんな方に向けて一緒に頑張ってもらうために書いています。
あと、上達ブログでは、とても真面目に書いているためキャラが違います(笑)
ほぼ別人です。
それでは。
最後に、、、私は、ポーカーは人に教えてもらうことが最速の上達方法だと思っています。
私は、ポーカー友達が少なく基本的に独学でポーカーを勉強してきました。正直とてもつらい道のりでした。そんな方に、自分がポーカー上達の指標になればと思い、コーチングサービスも行っていますので、気になる方は一度お試しください。
コメント