ポラライズ。ポーカーを始めてから、少し経つとよく耳にすることがあると思います。
しかし、ポラライズを正しく使用するのは意外と難しいです。
今回は、ポラライズを使用する際に、どのように使用すればいいか例を用いて説明してみました。
ポラライズとは
そもそも、ポラライズとは、二極化という意味になります。
ポーカーではハンドが極端に強いか弱いかどちらかになる場合の時を指します。
そこで、よくアミューズメントなどで見受けられるのが、どうみてもバリューベットしかないときに、ポットサイズのベットをして、これはポラライズベットと話している方です。
ポラライズは強いか弱いか二極化である状態を指します。
どこからどうみても、バリューベットしかない場合は(強いハンドしか予想できない場合)、ポラライズとはなりません。
初心者で間違えがちなのが、オーバーベッドをしたからポラライズと思ってしまうことがありますが、そうではないということを覚えておきましょう。
例題
さて、いきなりですが、以下の状況はポラライズする場面(ポラライズしても問題ない)に適しているでしょうか?
【プリフロップ】
・BTN 2.5BBオープン
・BB call
・ポット 5.5bb
【フロップ】 AhKh2d
BB チェック
BTN ポラライズできるでしょうか?
※ポラライズのベット額はポット額とします
![](https://contento-kitsuneko.com/wp-content/uploads/2022/01/image-21-1024x642.png)
結論:ポラライズベットは可能と考えます。
では、なぜ可能と判断できるか
前述のとおり、ポラライズとは、強いか弱いの両極端のことを差します。
つまり、上記の状況は、BTN側のレンジが、BB側よりも強いか弱いかの両極端であると判断できるからです。
【BTNの強いレンジ】
22 AT,J,Q,K KK AA
【BTNの弱いレンジ】 (ブラフできるレンジ)
QJ、QT、JT、J9などヒットしていないもの、フラッシュドロー
【BB側の強いレンジ】
22
このように、BTN側が両極端の場合は積極的にポラライズしていくことが、可能であると言えます。
加えて、BB側がマージナルなハンドが多い場合に有効です。
→今回でいうとBB側が、Aヒットの弱いキッカー、Kヒット、ローポケットなどのハンドレンジがあります。(すなわちマージナル)
逆に、ポラライズが適していない場面はどのような場面でしょうか。
プリフロップまでは同様で考えてみましょう
【プリフロップ】
BTN 2.5BBオープン
BB call
ポット 5.5bb
【フロップ】 7c6h9s
BB チェック
BTN ポラライズできるでしょうか?
※ポラライズのベット額はポット額とします
![](https://contento-kitsuneko.com/wp-content/uploads/2022/01/image-19.png)
先ほどと同様にBTNの強いレンジを考えてみましょう
【BTNの強いレンジ】
77 66 99 97s 67c T8s
【BTNの弱いレンジ】 (ブラフできるレンジ)
Q8 J8 TJ QT KT K5 など
【マージナル】
TT+ セット以外のローポケット 2OVER など
【BB側の強いレンジ】
77 66 99 97s 67c T8s 85s など
上記をみると、BTN側が、BB側よりも強いレンジが特段の多いわけでもなく、
マージナルなハンドが多く、両極端といえるほどではないことは一目瞭然かと思います。
このように、細分化して考えれば、ポラライズに適した状況ではないことがわかります。
伝えたいこと
今回の例は少し大袈裟ではありましたが、
この記事では、自分が強いハンドが極端に強いから、もしくは極端に弱いハンドだからポラライズをすることが正ではない。
あくまでも、ハンドではなくレンジで判断するということを伝えたかったものになります。
ポーカーを勉強して、ポラライズの使い方や使う場面で迷ったていた方は、状況を整理し、ぜひ正しくポラライズを使えるようになってみてください。
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