今回は、SBからUTG3bet打った時の戦略について勉強していく。
本記事の目的は、GTOに基く戦略を確かめるものではなく、GTOツールがなぜそのような判断をするのかを考えるの目的である。
前提
・プリフロップ
→UTGが2.5BBオープンしたのに対し、SBが3betで12BB
【SBレンジ】
【UTGレンジ】
・フロップ
→KhQh7s
・補足
→UTG、SB共に平均的なプレイヤーと仮定する
アクション検討
フロップ
SBは、全ハンドで安いベットと、チェックを混ぜている。
AAやKK、QQなど強いハンドチェックするのは、相手のレンジにKKやQQが含まれているため、バランスをとっていると考えられる。
個人的に気になったところは、88やTTなどで、一部CBを打っていくところ。こは、なかなかできるアクションではないので、全ハンドでチェックしていくのが、一番バランスがとれていそう。
ちなみに、安いCBを打たれたUTG側のアクションは以下の通り。
弱いポケットは基本的にフォールドによっていき、ガットショットやフラッシュドローなどQヒット以上はコールになる。
反対に、SBがチェックした場合のUTGのアクションは以下の通り。
ベット基準は基本的にポラライズされており、弱い時と強い時はベット。
それ以外はチェックといった感じ。
ターン
フロップは、SBがチェック→UTGがベット→SBコールと仮定した場合のアクション。
ターンは7h (KhQh7s 7h)
SB側のアクションはドンクになる。
これは、非常に難しいアクションだが、このドンクの意図としては、相手のブラフを降ろす、バリューを取りこぼさないという二つの意図があると思われる。
ドンクを打たれた時の、UTGのアクションを見ると以下のとおり。
コールorフォールドになるため、SBとしての戦略である、ドンクは非常にいいアクションである。
KヒットやQヒットからコールをもらいつつ、UTG側のブラフ継続できるハンドを降ろせることになる。
リバー
リバーはラグの5s (KhQh7s 7h 5s)
全ハンドチェック。
非常にいいアクションだと思う、バリューを取りたいところからは、ターンでしっかりとれたので、後は、相手のアクションでブラフをキャッチしに行って、最大限チップを取れる動き。
UTG側は、かなりポラライズされている。
気になったのは、フラッシュでオールインに行かないところ。
これは、SB側が全ハンドチェックしているからである。実際は、フラッシュはオールインになりそう。
ちなみに、UTGからオールインされた時のSBのアクションは、
AA、AKはなくなくコールといった感じ。
総括
今回は、SBからUTGに3be打った時の戦略について考察しました。
両ポジションともレンジが狭いので、ハンド予想はしやすいものの、ポットが大きく動く場面でもあるため勉強して損がないと思いました。
コメント